26 Mar 2015

共同ニュースリリース
クアラルンプール
2015年3月26日 

テレコム・マレーシアは特設データセンターを建設し、ヌサジャヤ・テックパークに投資
テレコム・マレーシアはヌサジャヤ・テックパークと提携し、ヌサジャヤ・スマートシティ構想の実現へ

テレコム マレーシアとヌサジャヤテックパークは本日、ジョホール州イスカンダールマレーシアにあるフラッグシップ・テックパークの開発に関する3つの合意に調印しました。この協力関係は、接続性、データセンタークラウドサービス、さらにはスマートサービスを含む広い範囲をカバーしており、ヌサジャヤ・テックパークへの入居企業はこれらのサービスを入居後すぐに利用できる環境となります。

マレーシア - シンガポール間のセカンドリンク・エキスプレスウェイからわずか数分の戦略的な場所に位置する、210ヘクタール(519エーカー)のヌサジャヤ・テックパークは、エコフレンドリーな総合テックパークとして、アジアのリーディング事業スペース・ソリューション・プロバイダーであるアセンダスと、UEMサンライズの完全子会社であるUEMランドによって共同開発されます。9年間にわたって段階的に建設され、第一期の既設型施設(RBF)は2015年末までに完成する予定です。プロジェクト完成時には、同パークには200ほどの地元および国際企業が入居することが期待されています。

ヌサジャヤ・テックパーク内の新ヌサジャヤ・データセンター

最初の合意契約は、当テックパークでの特設データセンターの建設に関わるもので、ヌサジャヤ・テックパークにより建設され、テレコム・マレーシアの完全子会社であり国内有数の統合管理ICTおよびビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)サービスプロバイダーであるVADSにより運営されるものです。ヌサジャヤ・データセンターの開発は3段階にて実施され、開発の第1段階は2016年の第2四半期に完了予定です。

ヌサジャヤ・データセンターはテレコム・マレーシア最大の特設データセンターとなります。国際ネットワーク・ゲートウェイの備わったこのキャリアー・フリーのデータセンターは、VADSのクラウド/マネージド・データセンター・サービスの地域拠点としての役割を果たします。ヌサジャヤ・テックパーク内にある安全で警備されたデータセンターを利用することで、外部委託によってICTの煩雑さを減らし、低遅延の国際接続を得ることができます。

ICTインフラ/サービスとスマートサービスにおけるコラボレーション

2番目の合意は、テレコム・マレーシアを、テックパーク内のICTインフラおよびサービスの推奨プロバイダーとするものです。 これにより、ヌサジャヤ・テックパークには高速ブロードバンド(HSBB)が整い、入居企業はパークでの事業運営の初日から高品質な接続を受けることができます。事業がすぐに開始できる環境をパーク内の企業に提供し、更にニーズに即応し、事業を容易に行えるようになるターンオンICTサービスを選択することも可能となります。

3番目の合意は、テックパークのための安全性とセキュリティ・サービスを含むスマートサービスの開発を共同で検討していくために、ヌサジャヤ・テックパークとInneonusa(テレコム・マレーシア、UEMランド、そしてイスカンダール・インベストメントの3社合弁事業)との間で調印されました。この合意により、スマートで統合されたワーク環境という差別化された顧客体験を入居企業に提供することができるようになります。

業務提携合意について、テレコム・マレーシアのグループCEOであるTan Sri Zamzamzairani Mohd Isa氏は以下のようにコメントしています。「ヌサジャヤ・テータセンターの開設とスマートサービスに関する協力関係はヌサジャヤ・スマートシティー構想の実現のための一歩と言えるでしょう。テレコム・マレーシアの広域高速集積テレコム・インフラと結び付けると、世界におけるマレーシアのポジションを上昇させるきっかけになるであろうと確信しています。マネージドデータセンター・サービスの提供以外に、ヌサジャヤ・テータセンターは当社の地域クラウド・ハブとなり、事業の拡張を可能にする柔軟性を確保しつつ設備投資に関してコスト効率の良いソリューションを提供します。」

「テレコム・マレーシア及びアセンダスにとって初めてとなるこの協力関係にはとても期待しています。この地域で将来行なわれる全ての開発においてもこの合意同様にできるよう願っています。」と付け加えました。

「テレコム・マレーシアをヌサジャヤ・テックパークのコミュニティーに歓迎しており、一流企業のための望ましいロケーションとしての当パークの立場を強固にできることを誇りに思います。」とアセンダスの社長兼グループCEO、そしてヌサジャヤ・テックパークの会長であるManohar Khiataniは述べました。「この協力関係は、ヌサジャヤにランドマークとなるようなテックパークを開発するという私たちのビジョンに沿っており、相乗効果を生み出すことが期待されています。入居企業にスマートサービスを提供することにより、徹底した総合事業スペース・ソリューションを提供するという私たちのコミットメントをさらに確固なものとします。ヌサジャヤ・テックパークが、ヌサジャヤ及びイスカンダール・マレーシアの産業の成長を促し、高付加価値な産業のエコシステムを作り出す、中心的な役割を引き続き果たすことを確信しています。」

「本日の調印は、ゲルバン・ヌサジャヤをこの地域への玄関口とし、イスカンダール・マレーシアならびにヌサジャヤの商業およびビジネスの牽引役として確立するという私たちのコミットメントをさらに確証するもので、ヌサジャヤ・テックパークにとって大きなマイルストーンとなります。さらに、2020年までにヌサジャヤ・テックパークで22,000人の雇用を創出するという目標にもつながります。」とUEMサンライズのコマーシャル部門COO、またヌサジャヤ・テックパークの取締役であるRaymond Cheahは述べました。

同イベントではさらに、テレコム・マレーシア代表取締役副社長のWan Ahmad Kamal Wan Halim氏、テレコム・マレーシア・ジョホール州副社長のAzhar Omar氏、VADS CEOならびにInneonusa CEOMassimo Migliuolo氏、Inneonusa CFOKamal Mokri氏、一方ヌサジャヤ・テックパーク側からUEMサンライズの親会社であるUEMグループBhdのグループ・マネージング・ディレクター兼CEODato’ Izzaddin Idris氏、UEMサンライズCFOAzhar Othman氏、そしてアセンダス・東南アジアCEOWilliam Tay氏が出席しました。