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16 Jul 2018

 

2018年7月16日、UK/マレーシア/シンガポール ‐ 世界的航空宇宙システムと製品のリーディング・サプライヤーであるGKN AerospaceがUS3千万ドルを投じて最先端の航空宇宙部品修理兼研究センターをヌサジャヤ・テックパークに建設します。アジア太平洋地域の成長を強化する狙いのこの施設は、GKN Aerospaceとしてマレーシアでの始めてのグリーンフィールド・プロジェクトとなり、民間航空機の特殊部品に焦点をあてた地域の修理兼サービスセンターとして機能することが期待されていす。

GKN Aerospaceの修理兼研究施設は、ヌサジャヤ・テックパークの既設工場3棟(床面積約105千平方フィート)を占め、2019年中頃に完全稼動する予定です。稼動2年で150人を雇用し、5年で二倍の300人の雇用を創出する見込みです。

GKN Engine SystemsCEOであるJoakim Andersson氏は次のように述べています。「この新しい施設は、アジアにいるGKNのお客様をサポートするという私たちのコミットメントを表し、エンジニアリング能力をさらに成長させたいという当社の強い意思を表わすものです。マレーシア投資開発庁には、GKNのアジア初の施設をマレーシアに設けるという決定において大変お世話になり、その支援に感謝しています。ヌサジャヤ・テックパークの新しい施設は、最先端の部品修理・研修施設として、現地従業員のスキルを活かし、世界水準のサービスと品質をこの地域のお客様に提供することを可能にします。」

さらにGKNAerospaceはアジア太平洋地域で顧客が必要とする製品サポートの様子を追求するため、積極的にヒヤリングを行っています。同グループは、更に製品の提供を増やすため、この新しい施設で研究能力を確立することも目指しています。

中国、インド、そして東南アジアにおいて空の旅が急成長しているという状況を背景に、アジア太平洋における航空機のメンテナンス、修理、およびオーバーホール(MRO)市場は、2018年から2023年までに5.3%(年平均成長率)で上昇すると予想されています。「この地域における成長は今後10年にわたって世界で最も大きくなるでしょう。そしてGKNは、この地域で活動することによってのみ果たすことができるハイレベルなサービスと即応性を顧客に提供することを約束します。ヌサジャヤテックパークは私たちの歩みの最初の一歩を象徴するものです。シンガポールに面する最高の立地と、柔軟な間取りで将来の拡張も可能な既設ソリューションは当社の要件に適していました。」ともJoakim Andersson氏は付け加えました。

ヌサジャヤ・テックパークは、アセンダスとUEMサンライズが共同で開発し、ヌサジャヤ・テックパークが所有する総合テクノロジーパークです。幅広く軽・中工業企業向けにデザインされ、工業/コマーシャルスペースのほか、社員寮、アメニティ・サービス施設が統合され、一か所にまとまった、環境に配慮したプレミアムなビジネス環境を提供します。シンガポールからわずか数十分の場所に戦略的に位置する、210ヘクタールのこのテックパークは、9年間にわたって段階的に建設されます。

GKNAerospaceは、現在ヌサジャヤ・テックパークに拠点を置く、航空産業、自動車電子産業、精密エンジニアリングおよびIT/データセンターなどの多様な産業の多国籍企業および現地大手企業によるコミュニティの一員に加わります。

ヌサジャヤ・テックパーク会長兼アセンダス-シンブリッジの副グループCEOであるManohar Khiataniは次のように述べています。「私たちはGKN Aerospaceをヌサジャヤ・テックパーク・コミュニティーへ歓迎します。当パークにGKNのアジア初の施設を開設するというコミットメントは、この地域の成長可能性に対する同社の強い確信の表れであり、また、マレーシアにおいて高付加価値を有する製造拠点としてのヌサジャヤ・テックパークの魅力を反映するものです。多国籍企業がいかに拠点としてヌサジャヤ・テックパークを活用し、この地域での事業を拡大し、急速な経済発展に関われるかの現われだと確信しています。」