12 Sep 2018

 

2018912シンガポール/マレーシア - ドイツ・ハンブルクに本社を置く、世界的食糧・飼料サプライヤーのStern-Wywiolグループは、その製造部門であるSternMaid Asia Pacificを通して、イスカンダール・マレーシア経済区に立地するヌサジャヤ・テックパークの新しい製造施設に2,900万マレーシア・リンギットを投資しました。この施設は、アジア太平洋におけるStern-Wywiolグループの地域製造拠点となり、高度にカスタマイズされた食品原料システムの開発と製造を担い、顧客である食品・飲料企業向けに食品製品のの機能面と栄養面の改善を図る役割を果たします。

総床面積約4万2,000平方フィートに及ぶこの製造施設は2018年9月10日に運営を開始しました。アセアン地域の顧客への重要な製造拠点として、中国・蘇州、インド・ムンバイでの生産工場を補完し、地域全体での製造流通網に大きく貢献することが期待されます。同グループは更に、アセアン地域向けセールス、マーケティング、およびカスタマー・ サービスセンターをシンガポールに有しています。

Stern-WywiolグループのCEO、Torsten Wywiol氏は、以下のようにコメントしています。「イスカンダール・マレーシアにあるヌサジャヤ・テックパーク内の当社の新しい最先端施設は、アジアおよびその先の地域での私たちの成長戦略に欠かせない要石となるでしょう。当社の壮大なプロジェクト実現のための理想的な場所を見つけたと感じています。それは単に地理的な立地やインフラという点だけではなく、地元の出資者、ビジネスパートナー、さらにはマレーシア政府からの貴重な支援が得られているからです。」

同氏は更にこう付け加えています。「アジアの潜在的成長力には引き続き期待できます。特に新興市場での食糧製造と流通の工業化により、当社のターゲットとしている食料・飲料業界が恩恵を受け成長を続けています。素晴らしいロケーションと、当社のシンガポール事務所に近接しているという理由で、ヌサジャヤ・テックパークを当社の地域製造拠点として選びました。ヌサジャヤ・テックパークのこの新施設は、より短いリードタイムと最適化された物流、そして不測の事態においても供給を途切らせない対応策を通して、当地域の顧客のために最高のバリューを提供することを可能にします。以前にもアセンダスと共に働いたことがあり、このような有能で信頼できるディベロッパーと更に関係を強めていけることを楽しみにしております。」

アセンダスとUEMサンライズにより共同開発されたヌサジャヤ・テックパークは、幅広く軽・中工業企業向けにデザインされた総合テクノロジー・パークです。工業/コマーシャルスペースのほか、社員寮、アメニティ、サポート施設が統合され一箇所にまとまった、環境に配慮したプレミアムなビジネス環境を提供します。シンガポールからわずか数十分の場所に戦略的に位置する、210ヘクタールのこのテックパークは、9年間にわたって段階的に建設されます。シンガポール第一精工、GKN Aerospace、SternMaid、Kitz Corporation、TM ONE by Telecom Malaysiaなどの企業を筆頭に、航空産業、自動車電子産業、精密エンジニアリングおよびIT/データセンターなどの多様な産業の多国籍企業および地元の大手企業に入居いただいています。

ヌサジャヤ・テックパークの会長およびアセンダス-シンブリッジの副グループCEOであるManohar Khiatani はこう述べています。「Stern-Wywiol グループは既に中国において当社の長期にわたる大切なお客様です。私たちが更に同社のマレーシアでの事業拡大のパートナーとなれることを嬉しく思います。Stern-Wywiol グループはヌサジャヤ・テックパークに入居する多国籍企業コミュニティの一員となります。本件は、多国籍企業が現地のリソースとネットワークの強みを活かして、シンガポールとマレーシア間のビジネスシナジーを作り出し、この地域の、あるいはその先の顧客により良いサービスを提供するために、ヌサジャヤ・テックパークが評価されていることの表れです。」

 

Stern-Wywiol グループ、マレーシア投資開発庁(MIDA)、MATCON、そしてアセンダス-シンブリッジの代表者たちが、ヌサジャヤ・テックパークにおけるStern-Wywiolの新しい製造拠点の開所式を祝いました。


ヌサジャヤテックパークにあるStern-Wywiol グループの新しい製造拠点