12 Jun 2014

アセンダスとUEMサンライズ ‐ イスカンダール・マレーシアにヌサジャヤ・テックパークを起工

  1. 第一期リリース用の既設型施設は40%以上が確約済み
  2. マレーシアのテックパークとして初めて、シンガポール建築建設庁よりグリーンマーク地区部門金賞を受賞

2014612日、マレーシア・ジョホール州 - アジアのリーディング・事業スペース・ソリューションのリーディング・プロバイダーであるアセンダスとUEMサンライズは、イスカンダール・マレーシアのヌサジャヤに立地するゲルバン・ヌサジャヤ開発地区の総合テックパーク、ヌサジャヤ・テックパークの起工式を本日執り行いました。式典にはマレーシア国際通商産業省大臣Y.B.Dato’ Sri Mustapa Mohamed氏、及びシンガポール通商産業省大臣Lim Hng Kiang氏の臨席を賜りました。

マレーシア - シンガポール間のセカンドリンク・エキスプレスウェイからわずか数分の位置に戦略的に立地している、210ヘクタール(519エーカー)の総合テックパークは、9年間にわたって段階的に開発されます。第1段階のフェーズ1は、28ヘクタール(71エーカー)の既設型施設(RBF)と注文開発型施設BTS)開発のための土地区画の整備が2016年までに完了します。全プロジェクトの完了時には、200社ほどの企業の入居が期待されています。第一期のリリースでは、既設型施設(RBF)の40%以上への入居が既に確約されています。

同イベントでは、大手精密機械製造会社であるサンワ・グループ(「サンワ」)、総合物流およびサプライチェーンのソリューションパートナーであるYCHグループ、そしてテレコム・マレーシアの完全子会社であり、マレーシアの代表的な統合情報通信技術(ICT)及びビジネス・プロセス・アウトソーシング BPO)のサービスプロバイダーであるVADSが署名式典に参加し、ヌサジャヤテックパークへの関心の高さが示されました。サンワは、72,000平方フィートの施設を精密エンジニアリング及び製造業務に使用する可能性を検討しています。YCHグループはヌサジャヤテックパークと組み、イスカンダール・マレーシアで同グループで運営する最先端のサプライチェーン施設(DistriPark™)の開発を検討しています。VADSは同パークにデータ センターの建設を検討しています。

アセンダスとUEMサンライズによる合弁開発事業であるヌサジャヤテックパークは、両社の専門技術を活かし、効率的で機能的な土地利用に焦点を当てたマスタープランに注力しています。環境への配慮に優れたデザインにより、同パークはシンガポール・ランドスケープ・アーキテクチャー・アワード2013年のマスタープランニング部門において、功労賞を受賞しました。同パークはさらに、マレーシアで初めてシンガポール建築建設庁(BCA)からグリーンマーク地区部門金賞(暫定)を授与され、テックパークとして新たな基準を打ち立てました。

UEMサンライズの会長であるTan Sri Dr Ahmad Tajuddin Ali氏は次のように述べています。「ヌサジャヤテックパークは、実力を持つ不動産会社2社の集積された経験と専門技術を具現化し、同じ精神を持つ企業集団が一つの場所に集結していることを特色として挙げられます。ビジネスが産業のエコシステムを活用し、持続可能な事業環境を作り出すきっかけとなることでしょう。」

アセンダス社長兼グループ CEOManohar Khiataniは、次のように述べています。「ヌサジャヤ・テックパークは、マレーシアとシンガポールの専門知識を集結させたwin-winなパートナーシップを生み出すユニークなプロジェクトです。ワールドクラスのインフラ、優れた立地と効率性を高めるための事業のクラスター化コンセプトにより、私たちの目標は、重要な成長産業を中心とした競争力のあるエコシステムを構築することです。ヌサジャヤ・テックパークが、イスカンダール・マレーシアのさらなる成長を促進する牽引的な産業拠点となるであろうと確信しています。」

ヌサジャヤ・テックパークは、物流/倉庫の効率性を重視し、エレクトロニクス、精密エンジニアリング、医薬品、医療機器、食品加工、日用消費財関連の企業に最適な環境を整えています。同パークは更に、シンガポールを拠点とするCertis Ciscoがテナント、従業員、資産、そして業務のセキュリティを高めるために考案した包括的セキュリティ基本計画を基に開発されています。プロジェクトのこの先には、パーク コミュニティーへ提供される、コマーシャルスペース、社員寮、アメニティ、サポート施設のパークへの統合が含まれています。

サンワ・グループCEODr Ricky Souw氏は次のように述べています。「イスカンダール・マレーシアは、製造業にとって大きな可能性を示す他、ヌサジャヤ・テックパークは、サンワの拡張計画を補完する上で有力な候補として考えています。高品質のインフラとシンガポールに近接している産業拠点として、同パークが提供する明確な優位性を考慮し、ヌサジャヤ・テックパークに入居する可能性を真剣に検討しています。」

YCHグループの会長兼CEOであるDr Robert Yap氏は次のように述べています。「この地域内での拡大という当社のコミットメントに、ヌサジャヤ・テックパークで事業を展開することはまさに相応しいと思います。マレーシアの豊富な資源と優秀な人材へのアクセスや、シンガポールへの近接性から、YCHはイスカンダール・マレーシアにおいて、国内外のお客様に、安全にかつ時間通りに製品を届けることができるようになるでしょう。」

TMエンタープライズ、テレコム・マレーシアの代表取締役副社長であるWan Ahmad Kamal Wan Halim氏は、次のように述べています。「テレコム・マレーシアはイスカンダール・マレーシアにおいてクラウド経由で展開されるスマートサービスに参画しており、ヌサジャヤ・スマートシティー構想の実現一歩近づくマイルストーンとなるこのフラッグシップ開発の一部となれることを誇りに思います。当社は、音声、高速ブロードバンド、屋内WiFiおよびIP CCTVから構成される、ヌサジャヤ・テックパーク内で提供されるICTサービスの推奨プロバイダーとなります。これらのサービスは、入居直後から使用でき、業務を直ちに開始することが可能になります。つまり、入居企業がヌサジャヤ・テックパークでの事業をより簡単にに行えるよう電気通信およびICTのニーズに応えるワン・ストップ・サービスを提供します。」

更に、VADSCEOであるAhmad Azhar Yahya氏はこう述べています。「当社はマレーシア及びアセアン地域専用のデータセンター・ハブを開設する予定があるため、ヌサジャヤ・テックパークとのこの協力関係はVADSにとって一つのマイルストーンとなります。また、テレコム・マレーシアの広範囲にわたるネットワークを活用し、お客様により良いサービスと付加価値と提供します。さらにこの協力関係は、入居企業がグローバルで活躍できるようテックパークそのものの競争力を高めるため、共にマーケットするコミットメントの表れです。」

イスカンダール・マレーシアの中心に位置するヌサジャヤ地区内のヌサジャヤ・テックパークは、シンガポールおよびマレーシア両国の国際空港と港へ容易にアクセスすることが出来ます。また、イスカンダール・マレーシア内の高速移動システムと、シンガポール - クアラルンプール間高速鉄道が提案されており、、パークへのアクセスが更に強化され、国際的にも注目を更に集めると期待されています。